街中や公共施設、企業、学校などでAEDを見かける機会は増えてきました。
AEDは、突然の心停止が起きた際に、電気ショックによって救命をサポートするための大切な医療機器です。
しかし、AEDは「設置されていること」だけで十分なのでしょうか。
AEDはいざという時に使えなければ意味がありません。
たとえば、AEDが建物の中に設置されている場合、夜間や休日、施設が閉まっている時間帯には取りに行けない場合がほとんどです。
心停止は、いつどこで起こるかわかりません。
実は、心停止の発生場所の7割が自宅なのです。大切な家族が心停止の状態に陥った時にAEDがどこにあるのかみなさんご存じでしょうか?いつ起こってもAEDを取りに行ける環境にありますでしょうか。
AEDを設置するのであれば、24時間誰でも使用できる屋外設置をぜひ検討してほしい。
この記事では、AEDを屋外に設置するメリット、屋外設置で注意すべき温度管理・雨風・盗難対策、屋外設置対応型AED収納ボックスの必要性、費用の考え方、AEDレンタルサービスで相談できる内容についてわかりやすく解説します。
まず知っておきたい|AEDは住民や地域の命を守るために必要な備え

AEDは、駅や商業施設、学校、企業、自治体の施設など、さまざまな場所に設置されています。
しかし、心肺停止は公共施設の中だけで起こるものではありません。
自宅、住宅街、学校のグラウンド、会社の敷地内、地域イベントの会場など、日常生活のすぐ近くで起こる可能性があります。
心肺停止が起きた時、救急車を呼ぶことはもちろん大切です。
ただし、救急車が到着するまでには時間がかかります。その間に、近くにいる人が胸骨圧迫を行い、AEDを使えるかどうかが重要になります。心肺停止から1分経つ毎に10%救命率が下がります。救急車の到着まで10分ほどかかりますので、心肺停止の状態で救急車を待つだけでは限りなく助かる確率は下がります。
AEDは、医療従事者でなくても使用できるように音声ガイダンスなどで操作を案内してくれます。
だからこそ、地域や施設の中にAEDがあること、そして必要な時にすぐ取り出せることが大切です。
特に、学校・自治体・企業・マンション・スポーツ施設など、多くの人が集まる場所では、AEDを「いつ誰でも使いやすい場所」に設置することが、地域全体の安心につながります。
AEDは屋外に設置できる?

結論からいうと、AEDは屋外にも設置できます。
ただし、AED本体をそのまま屋外に置くことはできません。
AEDは医療機器であり、適切な環境で保管する必要があります。
屋外に設置する場合は、次のような点に注意が必要です。
- 夏場の高温
- 冬場の低温
- 雨や湿気
- 直射日光
- 砂ぼこりや粉じん
- 盗難やいたずら
- 夜間でも見つけやすい表示
- いざという時にすぐ取り出せる設置場所
屋外設置を行う場合は、AEDを適切に守るための収納ボックスを活用することが大切です。
屋外設置対応型のAED収納ボックスであれば、温度変化や雨風からAEDを守りながら、必要な時に取り出しやすい環境を整えられます。
「AEDを屋外に置きたいけれど、本当に大丈夫なのか」と不安な方は、まず設置場所や保管環境について専門業者に相談することをおすすめします。
AEDのおすすめの設置場所

AEDを屋外に設置する最大のメリットは、24時間使いやすい環境を作れることです。
屋内に設置されたAEDは、建物が開いている時間帯であれば取り出しやすい一方、夜間・休日・休館日などは使えない場合があります。
しかし、屋外に設置しておけば、施設の開閉時間に左右されず、必要な時にAEDを取り出しやすくなります。
特に、学校・公民館・自治体施設・企業・マンション・スポーツ施設などでは、屋外設置によって地域の安全対策を強化できます。
学校・保育園
学校がどこにあるのかというのは、皆さんすぐに思い浮かぶと思います。実際の取り組みとしてさいたま市立中学校58校の校門にAEDが設置されました。中学校の校門に”AEDがある”という発想があればAEDをすぐにとりに行けます。
自治体の公共施設
AEDを屋外設置を推奨するには、自治体の協力も必要となります。大切な住民の命を守るためにご検討いただけると幸いです。
地域密着を目指す企業
屋外にAEDを設置することは、企業が地域の安全に配慮していることを示す取り組みになります。
「地域のためにAEDを使える状態にしている」
「従業員や来訪者だけでなく、近隣の方にも配慮している」
「緊急時に備えた安全対策を行っている」
このような姿勢は、企業イメージや施設への信頼感向上にもつながります。
AEDが屋内設置されている要因

現在、AEDは庁舎・企業・学校・商業施設などに設置されていることが多いですが、その多くは建物の中にあります。いくつかの屋外設置をためらう要因があることが考えられます。
要因
盗難やいたずら
屋外にそのまま設置すると、盗難やいたずらが心配されることがあります。
しかし現状は盗難のリスクは極めて低いです。まずAEDを販売するには、高度管理医療機器の販売業貸与業の許可証が必要となります。盗難後にAEDを販売することはできません。
更に最近のAEDはGPSが搭載されている機種もあります。AEDは医療機器のために厳しく製造番号の管理もされています。GPSで位置特定できる機種も今後増えることが考えられますので、容易に盗難はできません。
温度管理、雨風や湿気から守る必要がある
AEDは温度管理が必要となります。冬の低温の場合には注意が必要です。
さらに雨風や湿気から守る必要があります。
実は屋外設置専用のボックスがあります。屋外設置専用のボックス内ではAEDが正常に使用できます。
詳しく説明します。
保守点検はどうするのか?
AEDは設置して終わりではありません。
設置後は、インジケータの確認、電極パッドやバッテリーの期限確認、異常時の対応など、定期的な管理が必要です。
特に屋外設置の場合は、温度環境や収納ボックスの状態も含めて確認する必要があります。
AEDレンタルサービスでは、リモート点検サービスや月次点検レポートなどのサポートを通じて、AEDの管理負担を軽減できる体制を提供しています。
屋外設置で「管理までできるか不安」という方は、こうしたサポートを活用することもおすすめです。
屋外設置対応型AED収納ボックスとは?

屋外設置対応型AED収納ボックスとは、AEDを屋外で安全に保管するための専用ボックスです。
AEDを屋外に設置する場合、雨風や直射日光、温度変化、盗難・いたずらなどからAEDを守る必要があります。
そのため、屋外設置では、AED本体だけでなく収納ボックス選びも非常に重要です。
構造
夏場の高温、冬場の低温からAEDを守る必要があります。
気密断熱構造により外気温がボックス内部に伝わりにくい設計となっています。さらに二重構造設計になっており、内部の温度を夏場の高温、冬場の低温から守ります。たとえば、AEDの設置環境温度-5℃~50℃の場合には、それから5℃低い-10℃までの設置が可能となります。それよりも温度が低い場合には要相談ください。
防水・防塵構造IP55級クリア
高い水準での防塵防水性のクリア。いかなる方向からの水の直接噴流によっても製品の製品の有害な影響を与えない「防噴流形」をクリアしています。
電源レスでの取り付け可能
電源レスでの取り付けが可能です。
電源が取りづらいような場所での設置もできます。
ただし、-10℃を下回るような冷寒地での設置には、電源が必要になります。
事前に設置環境を販売店にお問い合わせください。
AED収容ボックス 壁掛けタイプ 電源レス(屋外用)
実際の屋外設置の施工例

AEDの屋外設置を検討する際は、実際の施工例を見ることでイメージしやすくなります。
たとえば、企業の建物外壁や施設の入口付近に屋外設置対応型AED収納ボックスを設置することで、建物の外からでもAEDを確認しやすくなります。
屋外にAEDが設置されていれば、施設の営業時間外や休日でも、緊急時にAEDを取り出しやすくなります。
また、地域の方や近隣の方がAEDの存在を認識しやすくなるため、「この場所にAEDがある」という安心感にもつながります。
AEDは「いざという時に使える場所」にあることが重要

AEDは、ただ設置されているだけでは十分ではありません。
いざという時に、誰でもすぐに見つけられて、すぐに取り出せる場所にあることが重要です。
建物の中にAEDがあっても、夜間や休日に鍵が閉まっていて取り出せない場合、緊急時に使えない可能性があります。
また、AEDの設置場所がわかりにくいと、探している間に時間が過ぎてしまいます。
心停止の対応では、一刻も早く心肺蘇生を始め、必要に応じてAEDを使用することが大切です。
そのため、AEDの設置場所を考える際は、次のポイントを確認しましょう。
- 24時間取り出せるか
- 誰でも見つけやすい場所か
- 夜間でも視認しやすいか
- 施設利用者や地域住民にもわかりやすいか
- AEDの保管環境は適切か
- 定期的に点検できる場所か
AEDは「置くこと」が目的ではなく、「必要な時に使えること」が目的です。
屋外設置は、その目的を実現するための有効な選択肢のひとつです。
AEDレンタルサービスなら屋外設置も相談可能

AEDの屋外設置を検討している方の中には、
「屋外に置いて本当に大丈夫なのか」
「盗難やいたずらが心配」
「夏や冬の温度管理が不安」
「どの収納ボックスを選べばよいかわからない」
「購入とレンタルのどちらがよいか迷っている」
という方も多いのではないでしょうか。
AEDレンタルサービスでは、AEDの購入・レンタルだけでなく、屋外設置に関するご相談にも対応しています。
屋外設置対応型AED収納ボックスを活用することで、24時間使いやすい環境を整えながら、AEDを適切に保管できます。
また、AEDレンタルサービスでは、導入後も安心してご利用いただけるように、リモート点検サービスや月次点検レポートなどのサポートも提供しています。
補償金付きのレンタルプランもあるため、屋外設置に不安がある方でも相談しやすい体制を整えています。
購入・レンタルどちらが合うか相談できる
AEDを屋外に設置する場合、購入が向いているケースもあれば、レンタルが向いているケースもあります。
たとえば、長期的に同じ場所へ設置したい場合は購入が選択肢になります。
一方で、初期費用を抑えたい場合や、管理・点検まで含めて相談したい場合はレンタルもおすすめです。
設置場所、利用目的、予算、管理体制に合わせて、無理のない導入方法を選びましょう。
屋外設置後の管理までサポート
AEDは設置後の管理が重要です。
AEDレンタルサービスでは、リモート点検や月次点検レポートを通じて、AEDの状態確認をサポートしています。
屋外設置では、AED本体だけでなく収納ボックスや設置環境の確認も重要になるため、管理面に不安がある方は導入前に相談することをおすすめします。
よくある質問
AEDは屋外に設置できますか?
はい、AEDは屋外にも設置できます。ただし、AED本体をそのまま屋外に置くのではなく、温度管理・防水防塵・盗難対策などに配慮した屋外設置対応型収納ボックスを使用することが大切です。
AEDを屋外に設置するメリットは何ですか?
屋外に設置することで、夜間や休日でもAEDを取り出しやすくなり、24時間使える環境を整えやすくなります。学校、自治体、企業、マンション、スポーツ施設など、多くの人が利用する場所で特に有効です。
AEDを屋外に置くと盗難やいたずらが心配です
屋外設置では盗難やいたずら対策も重要です。アラーム機能付きの収納ボックスや、防犯カメラの近くへの設置などを検討すると安心です。また、AEDはシリアル管理されているため、導入前に防犯面も含めて相談することをおすすめします。
屋外設置には電源が必要ですか?
収納ボックスの種類によって異なります。温度管理のために電源を使用するタイプもあれば、電源レスで設置できるタイプもあります。設置場所の環境や電源工事の可否に合わせて選ぶことが大切です。
AEDの屋外設置に補助金は使えますか?
自治体や団体によっては、AEDの導入に補助金・助成金を活用できる場合があります。補助金の有無や対象条件は地域によって異なるため、所在地の自治体へ確認することをおすすめします。
AEDの屋外設置は購入とレンタルどちらがよいですか?
長期的に設置する場合は購入が選択肢になります。一方で、初期費用を抑えたい場合や、管理・点検のサポートを受けたい場合はレンタルもおすすめです。設置場所や利用目的に合わせて検討しましょう。
まとめ|AEDをもっと身近に、24時間使える環境づくりを

AEDは、いざという時に使えなければ意味がありません。
建物の中にAEDが設置されていても、夜間や休日に取り出せなければ、救命に活用できない可能性があります。
だからこそ、学校・自治体・企業・マンション・スポーツ施設などでは、AEDを屋外に設置し、24時間使える環境を整えることが重要です。
屋外設置には、温度管理、雨風対策、防水防塵、盗難・いたずら対策など、事前に確認すべきポイントがあります。
しかし、屋外設置対応型AED収納ボックスを活用すれば、AEDを適切に保管しながら、必要な時に取り出しやすい環境を作ることができます。
AEDレンタルサービスでは、AEDの購入・レンタルだけでなく、屋外設置、収納ボックス、リモート点検、月次点検レポート、補償金付きレンタルプランなどについて相談できます。
「AEDを屋外に設置したい」
「24時間使えるAED環境を整えたい」
「屋外設置に必要な収納ボックスを知りたい」
「購入とレンタルのどちらがよいか相談したい」
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。



